医療行為に関して当院での対応について

●在宅酸素

指示書は当院で発行いたします。

入院中に酸素手配が済んでいる場合は、酸素会社名をお知らせください。

●痰吸引

* 口腔鼻腔の場合 ⇒ 吸引チューブ1週間に1本支給いたします。痰の性状によってチューブの詰まりや汚染がひどい場合などの時は臨時で支給致しますので、お知らせください。

* 気管切開の場合 ⇒ 吸引チューブ1日1本(月30+α本)と、200枚入りパックのアルコール綿を1パックを支給いたします。(不足のアルコール綿とミルトン消毒などは個人購入お願い致します。)

●中心静脈栄養・静脈点滴・皮下点滴

CVポートやPICCなどの挿入は病院で行っていただきます。

ポート針、カフティポンプ、輸液セット(ポンプ用輸液セット)、アルコール綿、固定テープなどの必要物品は当院で支給いたします。

定期的に使用する輸液類は処方箋で薬局よりお届けしていただきます。

(入浴時に使用するロールフィルムは個人購入お願いいたします。)

●経管栄養1

イルリガートルは限度内では当院から支給いたします。半固形栄養の加圧バックは個人購入となります。




●経管栄養2

* 胃瘻交換 ⇒ バルーンタイプの胃瘻交換は当院で対応できます。

(誤挿入予防のため、当院ではガイドワイヤーとインジゴカルミン希釈

液を使用し、交換しています。) 

 * 退院時あるいは初回交換時に、バルーンタイプの胃瘻に交換していただけると当院での交換ができますので、病院へ事前相談してください。 

* なお自然抜去されてしまった緊急時のため、新品の胃瘻交換物品を1セット施設保管させていただきます。

●経管栄養3

* 経鼻栄養 ⇒ 当院での入れ替え対応はできません。(レントゲンでの誤挿入予防の確認検査ができないため) 

* 定期交換や抜去トラブル時は受診していただき、交換対応となります。 

 基本は紹介された病院へ交換対応依頼となりますが、対応困難の場合は当院の連携病院で対応を依頼いたします。(初診後に当院より事前情報を連携室へ送ります。)  交換頻度は対応病院で判断となります。 

 * 土日祭日などに抜去トラブルが発生した場合は、当院指示で点滴管理とし、平日の日中に交換していただきます。 

* 見た目で抜けていなくても、途中まで抜けていたり、誤挿入されており、誤嚥や窒息のリスクなどを、入居前に病院より説明を受け、ご家族のご理解をいただいてください。同意書などがありましたら、当院にコピーを提出してください。 上記の条件のもと当院で対応といたします。 



●血糖チェック・インスリン注射

* 血糖チェック ⇒ 測定器・針・チップ・アルコール綿は当院より支給いたします。

* インスリン注射 ⇒ 薬液と針は処方箋対応、アルコール綿は当院より支給いたします。

●褥瘡処置・創傷処置

処置に必要なガーゼ(デルマエイドなど)は当院より支給いたします。

褥瘡の深さによって、デュオアクティブETやハイドロジェントル銀、メピレックスなども使用できるので、画像やDesign-Rの評価の報告をお願いします。

●導尿・膀胱留置カテーテル

* 膀胱留置カテーテル ⇒ 訪問看護や施設看護師で交換していただける場合は物品支給いたします。固定テープはハイラテックスなどでよろしければ支給できますので、必要時はお声がけください。

* 定期交換用、閉塞や抜去などの突発的なトラブル時のため、2セット以上の予備を置かせていただきます。使用後はセットに貼っている用紙に必要事項を記入しFAXお願いします。


●自己導尿

自己導尿 ⇒ ご自分で導尿できる場合は自己導尿の算定の上、導尿チューブや消毒・潤滑剤は当院より支給いたします。

* ご自分で導尿できない場合は、基本は膀胱留置カテーテルとしてください。どうしても導尿で訪問看護対応の場合、加算が取れないため物品は個人購入となります。訪看指示書に記載することはできます。

●ドレナージ腹水・胸水

持続的ドレナージはできません。胸水・腹水による緊満がある場合に、緩和を目的とした一時的に胸水・腹水を抜く処置はできます。

使用物品が常時当院に備えていないため、指示が出て発注をかけ届き次第の対応となりますのでご了承ください。

●気管切開

カニューレ交換は当院で対応いたします。

自然抜去されてしまった緊急時のため、新品のカニューレを1セット施設保管させていただきます。

気管カニュレは予備分も含めて薬局より処方していただきます。

Y字ガーゼは50枚入を月に1箱支給できます。

●腹膜透析

当院の看護師で在宅腹膜透析患者様への対応は経験がなく、医師も専門ではないので、管理やトラブル時の対応はできません。

「全面的に訪問看護師で管理をする」

「トラブル発生時は当院医師と相談の上、専門病院を受診し相談する」

という条件のもと、訪問看護指示書は当院で発行し、腹膜透析の指示を出しすことは可能です。

●輸血

当院での輸血対応はできません。




●人工肛門・人工膀胱

パウチやアクセサリー類は個人購入になります。